面接後の質問でわかる「求職者レベル」とは


面接後の「最後に何か質問はありますか」という問い。 誰もが一度はこの質問に悩まされたことがあるのではないだろうか?




まあ、多くの人は「いえ、特にありません」でスルーする。またはSNSの流行に乗っかって「今日の私の面接はどうでしたか?」みたいな質問をして面接官を困らせる。この程度の対応レベルでも就活や転職活動は、物量作戦(とにかくいろんな企業を受けまくる)をしていればいつか内定はでる。

そのため友達や後輩の就活・転職の相談にのる際は、「質問なんて考えすぎなくても大丈夫」とアドバイスをしたり、「SNSの流行は自分の面接評価を聞くことらしいよ。俺もそれで成功した」などと、自分の失敗談を成功体験かのように語ってしまう。言葉だと分かりにくい部分も多いと思うので、なぜこのような不思議な事象が発生するのか下記の図をみてみよう。





この図をみると、彼の場合は質問力があれば偏差値55の会社でも内定が獲得できた。しかし努力の仕方がわからなかったり、努力することが面倒臭いと思ってしまったので、質問をスルーしたり、SNSで見つけた「自己評価を聞いてみる」みたいな都市伝説を鵜呑みにして偏差値50で決定する。しかし偏差値50の平均的な会社で内定がとれたことを、彼は「成功」として定義してしまった。偏差値が幸福度と直結しているわけではないが、上記の図のような事例を成功として定義することは難しい。

現実はこの図ほど極端ではないが、質問を軽視して良いことがないことはわかってもらえただろうか?

良い質問とは何か?

良い質問とは「あなたが知りたいことを聞く」ということである。Googleで「面接後の質問」などと検索しても、他人が知りたいことにフォーカスを当てている時点でナンセンスだ。面接後の質問はあなたが知りたいことを聞けばいいが、あなたが知りたいことはあなたの知的レベルに応じて変わっていくということも理解しておくべきだろう。


知識・経験が浅い人が知りたいことはシンプルだ。 この会社がどれだけ自分にメリットを与えてくれるのか。

これしか興味がないので質問は下記の通りになる。 ・会社の雰囲気は? ・福利厚生は? ・給与は? ボーナスは? ・休みはどれぐらい? ・残業はどれぐらい?

もちろん知識レベルの高い・低いに限らず、自分へのメリットは誰もが知りたい情報であることは間違いない。しかし知識レベルが低い人は、こういった自分へのメリットぐらいしか聞きたいこと(知りたいこと)がないのだ。

それが面接受けしない質問だとわかれば、次にこういった人たちがやることはインターネットを開いて「優秀っぽく見える質問」を必死で探して、どの質問なら内定がとれるかを見つけようとする。何度も言うが、良い質問とは「あなたが聞きたいことを聞く」ということである。そしてあなたが聞きたいこと・知りたいことは、あなたの知的レベルに応じて変わっていく。




上手くいかない人の思考フロー

【問題となっている事象】 質問が思いつかない

【課題】 Googleで検索しても、いい質問が見つからない 【対処策】 ・良い質問を持っている人を探す ・良い質問を他にも調べてみる ・良い質問がありそうな本を探す

【結果】 検索を通じて見つけた質問の中で、自分が最も優秀そうにみえる質問をする

上手くいく人の思考フロー

【問題となっている事象】 質問が思いつかない

【課題】 自分の知的レベルが低いから質問がない 【対処策例】 ・会計について勉強をしてみる ・業界について調べてみる ・ビジネスモデルを調べてみる

【結果】 知的レベルを向上させる努力をした上で、最も自分が知りたいことを質問する

面接の質問から生まれる悩みが、「何が正しい質問なのか?」から「どんな知識が必要なのか?」に変わってくれたら嬉しい。また別のnoteで、どんな知識が必要なのかについてまとめてみようと思うが、最後に少しだけテクニック論も紹介させてほしい。

質問のテクニックについて

テクニックというほどでもないが質問をする時に絶対に押さえておくべき点を紹介させてほしい。当たり前のことではあるが、「仮説を持った上で質問をする」ということだ。

学生や若い転職者の方の、 「どんなビジネスモデルなんですか?」 「御社の強みはなんですか?」 という質問ははっきり言って答えにくい。意図が分かりにくいし、話をする上で前提条件(あなたの知識レベル)がどれだけ整っているのかがわかりづらいからだ。

そのため「御社の強みはなんですか?」と聞くよりも、「私は御社を▲▲という切り口で調べていく中で、■■という点が強みだと思いました。もしよければ●●さん(面接官)の視点で御社の強みをどのように考えているのか教えていただけないでしょうか?」と聞くだけで質問のレベルを上げることができる。基本的なことではあるが、面接になるとこの基本ができなくなってしまう方が多いので是非取り入れてみてほしい。



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